正定寺第24世 晋山式
平成24年11月24日(土)午前8:00に分衛所に到着した新命和尚は午前11:00に晋山昇殿にいたり無事に円成致しました。
スナップ写真をアップ致します。ご覧の方々で写真を希望の方は、「.JPG」の番号をメールでお知らせ下さい。
元の写真(高画質)をお送り致します。
分衛所(ぶんねいしょ) 法要時間 24日午前8:00
場所 佐伯市直川下直見江河内
托鉢姿の新命は佐伯市直川下直見江河内の甲斐照光家に到着して分衛の休息を致しました。
ここからの写真はその「分衛所」でのスナップです。
分衛とは托鉢のことです。托鉢は食を施して頂く乞食(こつじき)の事です。
禅の修行における托鉢は単に経済的な援助ではなく、精神的な意義と工夫がなされています。
網代傘に草鞋の姿で行脚(あんぎゃ)する修行僧の休息場所を「分衛所」と言います。
晋山するために新命和尚が行脚して最初に立ち寄りお茶を頂く場所です。
甲斐照光家
縁先で頭を下げて休息をお願いする新命和尚」
当主の甲斐照光さんが挨拶して新命和尚は足を洗い脚絆を取って上がります。
仏間にはすでに、正定寺からのお迎えの和尚さまが居られ、甲斐家の先祖回向が唱えられます。
檀徒総代や甲斐家の方・お手伝いの女性部が手を合わせ焼香致します。
奥が甲斐照光総代と手前がお迎えの龍護寺和尚さま
小野永生総代と婦人
お経が終わるとお茶を頂きます。
迎えの和尚さんの挨拶があり、煎茶・菓子を頂きます。
新命和尚と侍衣の高流寺和尚さん
お茶を飲み終えると「安下所」へと案内されます。
安下所(あんげしょ) 法要時間 24日午前9:00
場所 佐伯市直川赤木久留須
安下所とは新命和尚の臨時宿所です。身支度を整える場でもあります。
「安下」(あんげ)とは、行李(こうり)を解いて安息する事を言います。
行李とは柳行李(やなぎこうり)などが一般的で安下所には檀信徒より支度された
法衣・袈裟などが用意されて、正定寺から法類寺院の瑞祥寺和尚さんが出向きます。
安下所は安藤廣美総代のお宅にお願い致しました。
新命和尚一行を待つ役員さん
分衛所から到着した一行
玄関口で出迎える安藤廣美総代・御手洗晴視総代・小野永生総代
一端座につく新命和尚
新命は支度された新しい法衣に着替え安藤家の先祖回向を行います。
安藤家のご家族やお手伝いの女性部・各総代全員が揃ってお参り致しました。
手前が夫人と隣が安藤廣美総代
甲斐照光さんと婦人
お手伝いの女性部
お経が終わるとお茶を頂きます。抹茶に菓子を全員で頂きます。
4名の総代
各総代婦人
最後にお迎えの瑞祥寺の和尚さんと龍護寺の和尚さんにお茶がいきます。
全員にお茶が行き渡ると瑞祥寺の和尚さんの挨拶が行われます。
一斉にお茶を頂きます。
お茶を頂いて晋山行列にと移ります。
門を出て稚児の整列を待ちます
駕籠と稚児が安藤家の門前に整列します。
稚児(稚児) 稚児行列
24日午前9:20出発 (稚児集合 午前8:40) 場所 安藤廣美家前から直川中央公民館
稚児は平安装束の稚児衣裳を着て、男子は烏帽子・女子は天冠をかぶります。
額には「位星(くらいほし)」と呼ばれる丸を黒で入れます。単なる装飾ではなく神仏聖として行列に参加します。
稚児行列の先頭は植田純市さんで花火の後に口上をのべて出立致します。
稚児のみなさん
茶礼所(されいしょ)
法要時間 24日午前10:00 晋山行列 24日午前10:40発 場所 佐伯市直川仁田原上の地
茶礼とはお茶を呑むことです。
湯飲み茶碗に少しのお茶を注ぎ一同介して一斉に頂きます。
茶礼所は行列の途中で休憩をしてお茶を頂く所です。
この度は小野道夫家のお宅にお願いを致しました。この場所からいよいよ正定寺山門に向かって晋山行列が再び行われます。
30年前はこの小野家が安下所となり稚児行列を行いましたが、交通事情などから新命・役付の和尚さん
それに役員さんなど20名程の行列で正式な参道である164段の石段を上りを山門を目指します。
小野家の先祖回向をお唱え致します。
ご家族や加勢いただく女性部の方もお参りして焼香致しました。
お経が終わると花火の合図で大鐘が鳴り出立致します。
山門に向かう一行
山門に至って山門の偈
山門をいると稚児や檀信徒が迎えています
新命和尚の後には先達や総代が続きます。
朝から檀信徒がお祝いにお参りしています。
新命和尚を待つお稚児さん
本堂の檀信徒
司会の天徳寺の和尚さん
来賓の和尚さん
伝法衣に着替える新命和尚
九条袈裟に着替えた新命和尚
法要が始まる
養賢寺老大師
安永祖堂老大師と森 哲外和尚
閑栖和尚と澤 大道老大師
養賢寺新命老師
遠来の和尚さま方
職状の授与(住職辞令)
甲斐照光さんへ本山感謝状の授与
一端袈裟を着替えて賀儀受けを行います